新百合ヶ丘に住もうか。

マンションの売却がほぼ決定した。予定通りの値引き後、4400万円で決定した。
引き渡しは9月28日の予定となった。あと、約2カ月でこの部屋を開け渡さなければならない。
俺たち。どこに住めばいいの?
早速妻はSUUMOで家探しを始める。「結局、次の家の予算ていくらくらいになるんだろ」と妻。
4400万円から東急リバブルの手数料と残りのローンを返済して、残金は2750万円となった。
妻が電卓を弾いて「手数料とか引越とか、いろいろ考えたら2450万円が購入予算てことね」と算出する。
住むなら息子の家のある小田急沿線がいい。できれは都内がいいけど、まあ無理だろうな。
以前息子の家探しに付き合ったときに行った新百合ヶ丘なんていいかもな。駅から多少遠くても仕事は完全リモートだから駅までの交通手段を気にすることもない。駐車場さえあればなんとでもなるだろう。

「新百合ヶ丘、完全リノベーション3LDKで2480万円。これどう?」と妻がSUUMOの画面を見せる。
リノベーション済みのため明るくて綺麗だ。新百合ヶ丘駅から直行バスで10数分、巨大な団地の1棟。東急リバブルのK氏に話すと案内してくれるというので、早速見に行くことにする。同じ団地内に東急リバブルの扱っている物件もあるということで2件見学する。
築30年近いとは言え、完全リノベーションしているだけに部屋の中は美しい。しかし、東急リバブル物件の1件目はエレベーターが止まらない。昔の団地にには多い構造らしいが、エレバーターが止まらないかわりに、部屋が広く、部屋の前を人が通る通路もない。天井が高く、景色も最高だが階段を上って部屋に行くのはちょっと辛い。

本命の部屋もリノベ済みで綺麗だ。水回りも給湯も新しく使い易そう。

家に帰って、「悪くなかったよねぇ」と俺、「スーパーも近いし、駅まで直行バスもあるし、予算内だしね」と妻。
「だけどさぁ、ちょっと回りが寂しくない」、「そう、人を見かけなかった」、「部屋の中は綺麗だけど、建物が相当古いよね」、「もうちょっと探してみる?」。

百合ヶ丘よりもう少し多摩丘陵を入ったところに、南大沢というところがある。妻がSUUMOで見つけた物件を見に行く。2800万円と予算オーバーだが、どんな様子か値頃感を確かめる。
1件目、一流マンションメーカーの物件、1階で庭付き。庭が明るくて広くて気持ちいいが、奥の部屋が半地下でカビ臭い。ペットもいるようで動物臭がかすかに漂ってくる。
2件目、新しめの低層マンションの最上階。日当たり良好、間取りも良い。しかし、購入の仮予約が入っているという。
その後も、予算に見合った物件を数件見学に行くが、都下の中古物件とは言えやはり3500万円は出さないと、それなりの物件は見当たらない。

どうする、おれたち。次回、決断の時。

wani爺

wani爺自由人

1954年、信州安曇野生まれ。高校卒業後、大学進学で東京へ。50年間東京で暮らした後、安曇野に帰郷。新たな生活をスタートした。満身創痍、薬漬けの体を労りつつ明るく楽しい日々を生きる。

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